2014/01/17

人は結局、遊ぶために生きるのだと思う ― 『男の品格』

男の品格 (PHP文庫)男の品格 (PHP文庫)
(2009/05/02)
川北 義則

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午後22時30分。いま、この記事を書いている時間だ。なんだか急にブログを書きたくなったのだ。

何について書こうかなあと考えている最中、そういえば先週買った本、なかなか良かったっけということを思い出した。

タイトルはずばり『男の品格』である。一時期はやった「品格本」の類だ。そして著者が川北義則ときている。この時点で、なんだかもう内容に察しがついてしまう。だから、こういう「人生論本」は、正直にいうと感想を書きたくない。

しかし、それでも書こうと思ったのは、「そう、そう。そうなんだよなあ~」とうなづける箇所が多かったからだ(無論、人生論本は他の本と比べ、読者を共感させるための様々な「しかけ」がほどこされている点には、十分気をつけなければならないのだが)。

本書のテーマを一言でいうなら、「男子たるもの、よく遊べ」である。よく遊ぶことこそが、その人を充実させ、魅力的にし、幸福にさせるのだと著者は言うのだ。そして、それこそがタイトルにある通り、「男の品格」なのである。

ちなみにわたしは、ある時から「人間が生きる(あるいは、生きようとする)最大の理由は、遊ぶためなんだ」と思うようになった。

もちろん人によっては、そんな陳腐な理由で人は生きるのではない、と反論されるかもしれない。しかし、わたしにはどうしても、「遊ぶ」以外に人が生きる理由は見当たらないのだ。一生懸命に仕事をすることは当然ながら大切だが、しかしそれは所詮、よく遊ぶための「踏み台」にすぎないと思っている。人生はどこまでいっても、遊んでナンボなのだ。

本書の目次から気に入った章を取り出してみよう。


・「一人遊びできる趣味をつくっておく」

完全御意。ちなみにわたしは、遊ぶとなると基本的に一人遊びをするタチである。読書、映画、歌舞伎、ブログ書き、本屋のハシゴ、ファッション、美術鑑賞、大学図書館に引きこもり……思いつくままに挙げれば、このくらいだろうか? なかには人に自慢できる趣味でないものもあるだろうが、それでもわたしはこのいずれをも、自分のなかでは「遊び」だと思っている。

一人遊びの最大の良さは、「他人がいなくてもできる」という点につきる。この点はすごく重要で、なぜなら趣味を楽しもうと思ったときにいつも他人がいないとできないのでは、趣味になりづらいからだ。他人は、常に自分のそばにいてくれはしないのだから。


・「趣味は実践しなければ意味がない」
・「趣味は論じるより味わうものだ」


これも完全御意。趣味を実践せずして、論じるのは本末転倒である。


・「「余裕ができたら……」というのはやめよう」

これまた御意。じゃ、いつやるか? いまでしょ!


・「会社は自分の夢を追う格好の場所だ」

「夢」というと、なんだか仰々しく聞こえるかもしれないが、べつにそんなふうに考える必要などない。それこそ「わたしの夢は、よく遊ぶことです」というのだってアリだ。なにも社会人の夢は、起業や独立といったものだけではないはずである。いずれにせよ、会社で仕事をすることだけが人生ではない。

最後に、気に入った文言を紹介してこのエントリーを閉じよう。

「会社の役に立たない、自分の役にも立たない何かに、熱っぽく取り組む姿勢をもつことが大切である。どんなに忙しくてもだ。「そんなムダなことを……」と思う人は、すでに守りの姿勢に入っている。守りに入った人に、もう上がり目はない」(p.48)

こう言われて気がついた。「そうか。よく遊ぶっていうのは、自分の人生に対して、攻めの姿勢で臨むってことなんだな~」と。


そういう生き方、わたしは大好きだ。
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