2011/04/27

Googleの挑戦 坂本龍馬の構想 ― 『グーグル10の黄金律』


グーグル 10の黄金律 (PHP新書)グーグル 10の黄金律 (PHP新書)
(2011/04/21)
桑原 晃弥

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昨年(2010年)のNHK大河ドラマ『龍馬伝』で、主人公・坂本龍馬(福山雅治)が新しい日本の構想、いわゆる「船中八策」を練るシーンがあった。

その内容は当時の常識と全く異なる画期的なものである。龍馬の大胆さや奇抜さもさることながら、私には堂々と楽しそうに未来の日本について語る彼の姿がすごく印象的だった。

もちろん、ドラマだから本当にそう語ったのかは定かではないが、龍馬が日本の未来図を描いていた時というのは、さぞ心踊るものだったに違いない。

そして現代は? そう、本書の主人公・Google(正確に言うと、Googleを立ち上げた二人、ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリン)が、まさに坂本龍馬のような存在なのである。

よく言えば大胆。悪く言えば無鉄砲。しかし言い方はどうであれ、独創的であることは疑い得ない。人望の高いところもそっくりである。(女ったらしかどうかは分からないが)

私はGoogleに勤めているわけではないから、実際の仕事現場はどうなのか分からない。だが、本書を読むだけでも非常にワクワクする。今すぐにでも、働いてみたくなるだ。

坂本龍馬とGoogleの共通点 ― それは「スケールの大きさ」に尽きる。でかい。とにかくでかい。でかすぎる。

今の日本はどうだろう。ここまで「でかさ」を意識する人、特に若い人はいるだろうか。いや、不況の「でかさ」でそれどころではないかもしれない。

ラリーもサーゲイも、Google創設当時は20代だった。大胆さも奇抜さも若さ故の産物だったのかもしれない。

スケールの大きさを描くのに年齢制限などない。若くてもいい。年をとってからでもいい。ただし一つ注意すべきことがある。それは「決して、小さく描くな」ということだ。
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