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2013/01/14

最高のストレス解消法 ― 『仕事日記をつけよう』

仕事日記をつけよう仕事日記をつけよう
(2012/04/04)
海保 博之

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日記の書き方についてだったら、本書を買っていなかった。では、どうして本書を買ったのかというと、日記を書くことの効用を認知心理学の観点から説いていたからだ。

著者の説明によると、心のなかにあるモヤモヤとした感情は、書くことで明瞭化されるのだという。感情を文字にするということは、感情を知性が扱えるようにしてやることだそうだ。それによって、自分自身を客観的に分析できるようになるという。

この効果は、ストレスの対処法に応用することができる。嫌なこと、腹の立つこと、納得のいかないことなど、自分にとってストレスとなっている出来事を書き記し、「なぜ」そう感じるのか、その原因は何なのかなども書いていくことで、そのストレスが発散されていくのだ。

実は私は、このことを以前からなんとなく経験的に知っていた。そこで、なぜそんなことが起きるのかという理由が本格的に知りたくなり、それで本書に行き着いたという次第である。この本以外にも類書がいくつかあったので(今では「筆記療法」なる一分野として確立されている)、どうやらここに書かれてあることは学術的な裏付けもあるようだ。

ブログとは別に、私も日記を書いている。Wordを使い、一ヶ月分書き溜めたらそれをPDF化して後で見返せるようにしている。

日記の良いところは、誰にも見られないから、どんなにひどい鬱憤や悪口を書いてもまったく大丈夫な点だ。いくらネガティブなことを書いても、誰からも文句を言われないし、ブログのように「炎上」することもない。当たり前と言えばその通りだが、この「当たり前」はかなり貴重である。

もし、こうした愚痴を実際の対人場面でこぼしたらどうなるだろうか。仮に相手が黙って聞いてくれても、内心ウンザリしているに違いない。自分の印象も悪くなるかもしれない。そう考えると、トラブルも起きず、何も「反論」されない日記という「秘密の告白の場」は、何かと人間関係に悩みがちな現代人にとって、最高のオアシスではないだろうか。

ところで、よく、日記というと「毎日書かなければ」といった強迫観念のようなものを抱いている人がいる。実は本書も毎日書くよう説いている。しかし、私は別にそんな必要はないと思う。不満を抱えている時、無性にイライラしている時、感動した時、何か書きとめておきたいことがある時など、そういう場合のみ書けば良いのではないだろうか。毎日毎日書くこと(書きたいこと)なんて、そんなにあるものではないだろう。疲れた時や忙しい時ならなおさらである。

最近は、ブログを日記にしている人も多いようだが、個人的にそれはオススメしない。「炎上」の恐れや、人の目を気にしてしまうがゆえに、本当に書きたいことが書けなくなってしまうからだ。なんでもかんでも人に見せればよい(あるいは、見てほしい)と考えるのも、どこか危険な感じがする。プライベートなことは、やはりプライベートな空間の内に留めておく方がよい。

色々と思うままに書いてきたが、とにかく日記を書くことはオススメだ。自分自身をよく見つめたい時、日記を書くことは自己反省の最高の場となるからである。
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